ワンダーランドの西にある小さな国。
大きなお屋敷にはスペードのジャックとお付きの黒ウサギ、ハンプティ・ダンプティが住んでいる。
とくに王家的なものは存在しないので、ジャックが王様がわりとなっている。
屋敷の周りは常に薄暗く、いつも夜のような雰囲気を纏っている。



黒の国の主。頭は切れるが基本的にやる気はなく
自分の仕事をすべて黒ウサギに押し付けている。やや横暴な態度が目立つ。
ワンダーランドで彷徨っていたアリスに自分の屋敷の一室を貸している。
アリスに対しても特別扱いはせず厳しい態度を取るが、一応心配はしている様子。
幼女の気持ちには気づいている。そのうえで弄んでおり反応を楽しんでいる。


白の国ではない"何か"が抜け落ちているような感覚を持っており、かなり気にしている。
キングが何かを隠していることに気づいている。





黒の国に住む、ジャックのお付きのウサギ。
ジャックもハンプもロクに働かないのでそのしわ寄せが一気に来ており
日々ストレスとの戦いを強いられている。
ジャックには恩があるらしく、こき使われても文句が言えないとか。
白ウサギ、三月ウサギとは幼馴染。友人ウサギたちの豹変にややついて行けていない節がある。


本人はとくに興味が無い。
アリスが白の国関連で振り回されているのを間近で見ているため
手助けできることはしたいと思っている。





黒の国に住む自由人。一応ジャックの部下だが、共謀してサボっていることが多い。
のんびりでマイペース。たまにアリスになぞなぞを出してくるやや謎脳。
無類の猫好きで、なぜかチェシャの前では猫語になる。
ワンダーランドを自由に彷徨っているのでいろんな場所を知っており
行き詰まったアリスにヒントを出してくれる。


できれば思い出したいが、とくに探してはいない。
なるようになると考えている。