アリスが作った『アリスの夢のなかにある、アリスの夢を叶える世界』と言われている、不思議な場所。
大きな森とみっつの国で構成されていたが、1年ほど前に「白の国」が消失した。
ネコ曰く「夢をみる人(アリス)がいないと存在を維持出来ない」らしいが、人違いでもなんとかなっている。



ごく普通の家庭でごく普通に暮らしていたごく普通の女の子。
ある日突然、王様に連れられてワンダーランドへやってきた。
住人たちからは白の国の秘密を知る鍵だと言われ、チヤホヤされているが
本人は一度もワンダーランドに来たことがなく、記憶がないということもなく、本当に人違いである。
適宜訂正はしているがあまり聞き入れてもらえていない様子。
自分のお世話係と言うチェシャに連れられ、無い記憶を探しにワンダーランドを巡っていく。


人違いなので力にはなれないが、自分にできることがあるなら助けてあげたいと思っている。
本当に自分が鍵なのかはわからないが、夢でみた「黒髪の少女」が気になっている。
アリスはこの少女こそ「ホンモノアリス」ではないかと思っているが、
誰に聞いてもそんな少女は知らないという。





迷いの森に住む自称「自由きままなのらねこ」
本人はミステリアスで謎めいた猫でありたいと思っているが
人の良さもとい猫の良さがアダとなり、全然ミステリアスになれていない。やや不憫。
どこの国にも属しておらず、中立を貫いている。
「アリスを守る役目」をもっているらしく、アリスのためならなんでもやるし、
アリスのことは絶対守るし、命も惜しくないと思っているが
それをアリスに伝えると「重い」と一蹴された。


アリスに一番近い存在として、探しているような態度はとっているが
それをアリスが望むのであれば叶えるだけで、
本人はとくに切望しておらず、記憶があってもなくてもどちらでも良いと思っている。